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2015-11-17 クラウドネイティブ時代に求められるエンジニアスキル

2015年11月17〜20日開催の”Internet Week 2015”のセッション”クラウドネイティブ時代のインフラエンジニア”(11/17 16:15〜18:45)での発表資料です。

聴講者のみなさんから非常に高い評価をいただきました。ありがとうございます。

セッションの概要

3年前にはまだまだバズワードとして扱われていることが多かった「クラウドサービス」は、 この1、2年で急速に利用者を増やし、 何らかの形でクラウドサービスを利用している企業(資本金50億円以上)の比率は前年度よりも8.4%増えてついに50%を超えた(平成25年度版情報通信白書)と言われています。

オンプレミス環境からクラウド環境への移行が進み、 各現場での運用が本格化しつつある一方で、 各クラウド提供者も新しいサービスを次々にリリースしてきています。 2014年頃からはクラウドサービスの主戦場が、 従来のサーバやインスタンスなどのIaaS (Infrastracture As a Service)から、 より高度なサービスに比重が移ってきており、 クラウド環境を前提とし、 クラウド環境に適したシステム構築やサービス構築の手法について「クラウドネイティブ」と表現することも最近では増えてきています。

本セッションでは、 クラウドサービスを牽引しているAmazon Web Service (AWS)を具体的な参考事例として、 「クラウドサービス」の変化が企業や組織におけるITインフラの設計、 構築および運用にもたらす影響と、 企業やインフラエンジニアが直面するであろう変化について紹介していきます。

セッションの対象者

  • 企業やSIerのインフラエンジニア

  • 企業のサイト管理者、サーバ管理者、IT担当者

  • クラウド基盤に興味のある方

発表の概要

クラウドネイティブ時代のシステム構築においては、 従来重視されてきたサーバ構築やミドルウェアの導入などの実作業による業務価値は大きく下落する傾向にあり、 よりビジネスやサービスに直結した観点とスキルに価値を見い出す傾向が強くなっていきます。 本セッションでは、 今後インフラエンジニアに求められる発想の転換と、 それを支えるスキル群について論じます。