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2018-11-29 運用の価値とロールモデル

2018年11月27〜30日開催の”Internet Week 2018”のセッション”価値ある運用とは何か~流行に惑わされない運用の本質を学ぼう!~”(11/29 13:15〜15:45)での発表資料です。

聴講者のみなさんから非常に高い評価をいただきました。ありがとうございます。

セッションの概要

運用エンジニアは今後どのようになっていくのでしょうか。 もし今と同じことをし続けていたのであれば、 その価値は下がっていくばかり。 気がついたときにはエンジニアとしての価値が無くなっていてもおかしくありません。

では、価値ある運用とは何でしょうか? 一言で言うならば、「事業継続性への貢献」です。 旧来のやり方でも、 事業継続性に貢献できているとすればそれは立派な運用と言えます。 一方、運用の仕事も時代とともに変化しています。 運用対象のシステムはオンプレミスからクラウドに移り、 SRE (Site Reliability Engineering)など新しい活動を付加価値とする動きや、 エンジニアリング組織の生産性・継続性向上を担当するポジションVPoE (VP of Engineering)を採用する組織も出てきました。 ITシステムがどんどん社会を豊かにする傍らで、 運用の重要性は増すばかりです。

このような変化の中で、運用に携わるエンジニアが楽しく、明るく、 元気よく、業務に邁進するにはどのようにすれば良いのでしょうか? 本プログラムではタイトルに掲げる「価値ある運用」を実現するために、 運用の本質や求められる役割、昨今のトレンドに触れつつ、 運用エンジニアとして今すぐ始められる有効な取り組みを共有します。

セッションの対象者

  • 運用に関わるエンジニアや、 エンジニア組織のマネジメントに関わっている方

発表の概要

サービス運用やシステム運用に求められる役割や仕事は時代と共に常に変化しています。 そんな中で「運用の価値」も変わり続けています。 しかし、運用価値のすべてが変わるかというと、 大きく変わる部分もある一方で本質的に変わらない部分もあるはずです。

本セッションでは、 「価値ある運用」を継続的に実現するために必要な「運用」の考え方や運用現場において求められる役割について、 日本MSP協会 MSP運用課題整理WGにおける議論を踏まえて解説していきます。